「夫が新入社員の女性と不倫しているかもしれない」「4月に異動があってから、夫の帰りが遅くなった」「最近、夫が『仕事が忙しい」と言って帰りが遅いし休日出勤が増えたけど、何となく様子が変」…
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春に社内不倫が起こりやすい理由
世の中の奥様方は、まさか自分の夫が会社の後輩と不倫関係になるなど考えてもいないものです。しかし実際には、社内不倫のご相談は非常に多数あります。特に4月には不倫関係が始まりやすく、注意が必要です。理由は以下の通りです。
人事異動があり、新たな出会いがある
4月は人事異動があり、新しい環境で新しいメンバーとの仕事が始まります。すると新たな出会いがあり、男女の関係も開始しやすい環境になります。とくに夫が単身赴任した場合、独身時代のような自由な気持ちになり、家族のいない寂しさもあって浮気に走る傾向が強まります。
春になって気持ちが高揚し、開放的になる
春になって暖かくなってくると、人は気分が緩んで高揚するため「不倫関係になってもいいか」などと考えることがあります。
各種のイベントがあり、顔を合わせる機会が多くなる
春は、部署ごとや会社全体での新入社員の歓迎会や各種のキックオフなどイベントも多く、社員同士が親密になるきっかけがたくさんある季節です。普段の仕事で見られない一面を見ることで、魅力を感じて男女関係になってしまうケースが多々あります。
このようなことが理由となり、4月5月の春頃に先輩社員や上司の男性と新入社員や派遣社員などの女性が不倫関係となる事例が、非常に多くなっているのです。
不倫されたら慰謝料請求できる
夫が新入社員と不倫していたら、妻としてはどのように対応すれば良いのでしょうか?
最初に思いつくのが「慰謝料請求」でしょう。法律上、配偶者のある人が自らの意思で他の異性と肉体関係を持つことを「不貞行為」と言いますが、不貞行為は違法行為です。夫に不貞されると妻は大きな精神的苦痛を受けるので、夫と不倫相手の両者に対し慰謝料請求可能です。
また夫と不倫相手は「共同不法行為」の関係になるので、慰謝料支払い義務は2人の連帯責任となります。妻は夫にも不倫相手の女性に対しても、全額の慰謝料を請求できます。
夫と離婚しなくても慰謝料請求は可能
「夫が新入社員と不倫したとしても離婚はしたくない、不倫相手と別れてくれさえすれば良い」という奥さま方も多数おられます。
離婚せずに慰謝料請求のみ行うことはできるのでしょうか?
こちらについては問題なく可能です。離婚と慰謝料に必然的なつながりはないので、不倫相手への慰謝料請求なしに夫と離婚だけしてもかまいませんし、慰謝料請求のみ行うことも可能、もちろん両方を同時に行うことも可能となっています。
なお、Authense法律事務所では、配偶者や不倫相手に慰謝料を請求したい方に向けた「不倫に関する慰謝料請求プラン」をご用意しております。
ぜひ一度ご覧ください。
離婚しない場合の慰謝料の相場
浮気相手の女性に慰謝料請求する場合、どのくらいの金額を請求できるのでしょうか?相場を確認しましょう。
一般的な不倫慰謝料の相場
一般的な不倫慰謝料の相場は100~300万円程度です。夫婦の婚姻年数が長くなると慰謝料の金額が上がります。目安として、婚姻年数が1~3年程度であれば慰謝料は100~150万円程度、婚姻期間が10年以上であれば300万円程度です。
離婚しない場合、慰謝料が減額される
ただし上記の金額は、「夫婦が離婚する事案」を前提としています。離婚すると、被害者は大きな精神的苦痛を受けるので慰謝料が高額になります。
一方離婚しない場合、被害者が受ける精神的苦痛は小さくなるため慰謝料が減額されます。夫が不倫しても、夫婦関係を無事に修復できたなら慰謝料の相場は100万円未満です。
また不倫慰謝料の金額は「不倫の期間や頻度」によっても影響を受けます。
4月に夫が異動になって新入社員と不倫を始めても、すぐに発覚したので不倫期間が非常に短く済んだ場合には、慰謝料の金額が大きく減額されるでしょう。性関係があったとしても1回だけの過ちで、その後すぐに夫婦関係が元に戻った場合にも慰謝料は少額になります。
別居状態となった場合
夫と離婚しなくても別居状態となった場合、慰謝料の金額はどのくらいになるのでしょうか?
別居と言っても単身赴任しているだけで、夫との夫婦関係に問題がないのであれば、上記の「修復した事案」と同じで慰謝料は安くされます。
一方夫婦関係が悪化して一緒に住めなくなり、別居を余儀なくされたケースでは、夫婦関係が破綻に近づいているため慰謝料は高額になります。婚姻年数が長い夫婦の場合、200~300万円近い慰謝料を請求できるでしょう。
別居して離婚調停を開始し、ほとんど離婚確定という場合には離婚する事案と同様の慰謝料を請求できます。
以上のように不倫慰謝料の金額は、夫婦が離婚するのかや、夫婦関係がどの程度破綻させられたかなどの諸事情によって大きく変わってきます。
慰謝料請求することによる夫婦関係への影響について
「慰謝料請求したいけど離婚したくない」という方は、不倫相手に慰謝料請求すると、夫が怒って離婚につながることを恐れるケースが多数あります。
ただ慰謝料請求しても、必ずしも怒って離れていく夫ばかりではありません。現実には反省して戻ってくるケースも多々あります。
妻に見つかったことで「もうこれ以上は不倫を続けられない、潮時だ」と思って諦めるのです。
また慰謝料請求を行い、相手の女性と示談するときに「今後一切夫とプライベートな関係で連絡をとらない」「再度不倫したら違約金を支払う」などの約束をさせて再発防止することも可能です。
離婚しないで慰謝料請求を行うときには、お金を払わせることだけではなく「夫と確実に別れさせる」ことや「浮気の再発防止」も視野に入れましょう。
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夫の不倫相手に慰謝料請求する手順
夫が新入社員と浮気して慰謝料請求するときには、以下の手順で進めましょう。
証拠を集める
慰謝料請求するには必ず証拠が必要です。夫のメール、LINEの履歴、写真、日記やスケジュール帳、クレジットカードの利用記録や交通IC記録、GPSの記録などを集めましょう。
不倫で慰謝料請求するには「男女の肉体関係」を証明する必要があるので、なるべく直接的に性交渉を持っている証拠を探すことが大切です。
内容証明郵便で慰謝料請求書を送る
次に内容証明郵便を使って慰謝料請求書を送ります。その後、相手と話し合いをして慰謝料の支払金額や支払条件を設定していきます。
合意する
相手と合意できたら、合意書を作成しましょう。慰謝料を分割払いにする場合には公正証書にしておくと安心です。
支払いを受ける
約束通り、相手からきちんと支払いを受けられたら、問題は解決します。その後は相手と夫がよりを戻さないように注視していきましょう。
まとめ
夫が新入社員と不倫したら、妻としては許せないのが当然です。もしもお一人で抱えきれなくなっているなら、お早めに弁護士までご相談下さい。弁護士であれば、離婚するかどうかも含めて全体的な不倫問題の解決方法をご提案できます。
春になって夫の行動がおかしい、社内不倫しているのでは?と怪しまれている方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
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