生涯の愛を誓った相手でも、一緒に暮らすうちに愛が冷め、いつしか離婚を考えるように…
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離婚を考える3つの状況
どんなに仲のよい夫婦でも、長い結婚生活の間には離婚の2文字が脳裏に浮かぶときもあるものです。
では、離婚を考えるのは一体どんなときなのでしょうか?
離婚を迷っている人の本音を知る前に、まずは離婚を考える状況を知っておきましょう。
1. 性格が合わない場合
どんなに好きなもの同士でも、性格に合わない部分があるのは当然のことです。
最初は気にならなかったちょっとした性格の相違が、積み重なるとだんだん許せなくなることも…。
性格が合わないことで喧嘩が増えてしまえば、「一緒にやっていけない」と考えてしまうのも無理ありません。
離婚理由に「性格の不一致」「価値観が合わない」という方は多くいらっしゃいます。性格が合わないことは離婚を考える大きな原因の1つです。
2. 浮気、借金問題がある場合
配偶者の浮気、借金も離婚を考える大きな引き金です。
子育てをするうちに、恋人時代のような気分は消えてしまいます。
夫や妻にいつまでも男性でいてほしい、女性でいてほしいと考える方は、配偶者に魅力を感じなくなってしまい、浮気してしまうこともあります。
配偶者の浮気を知った側は、離婚を考えるのは当然のことです。
また、お金の問題も深刻です。
繰り返す借金問題があるには、離婚でしか対処できないと考えてしまいます。
3. 結婚生活が子供に悪影響を与えると判断される場合
結婚生活が子供にとって悪影響を与えると判断される場合にも、離婚を考えるようになります。
たとえば、夫婦喧嘩が耐えない家庭や配偶者が子供に暴力をふるう場合などです。
子供にとっては両親が一緒にいることが必ずしも幸せとは限らない、そんな気持ちになると離婚へ心が傾き始めます。
ただし、このケースでは合意なしの離婚は難しい場合もありますので、専門家に相談することをおすすめします。
なお、Authense法律事務所では、離婚に関する複雑な手続きや、多様な離婚トラブルに対応すべく、さまざまなニーズに対応する料金プランをご用意しております。
ぜひ一度ご覧ください。
男性が離婚を迷う本音
男性と女性では、離婚を迷うときの本音が異なります。
まずは男性の本音を見ていきましょう。
妻が夫の家族と仲が悪い
妻が夫の両親や兄弟と仲が悪いと、夫としては一生付き合えるだろうかという迷いが生じます。
夫の家族が苦手な妻は少なくありません。
それでも、結婚したらなんとか付き合っていかなければいけません。
どんなに腹が立つことがあっても、笑顔でやり過ごす度量が求められる場面もあります。
男性にとって、自分の家族を悪く言われるのは快いものではありません。
夫の家族を悪くいう妻は、夫としては「離婚したほうがよいのだろうか」と迷ってしまうでしょう。
法事などで親族が集まった際など、妻が仏頂面では離婚に気持ちが傾きます。
多少の愚痴は仕方がありませんが、くれぐれも言い過ぎには気をつけましょう。
自分勝手が過ぎる
結婚すると、恋人時代には気にならなかった妻のわがままを負担に感じるようになります。
最初のうちは乗り越えるものだと我慢している夫もいるでしょう。
しかし、何年経っても改善の余地が見られないと、離婚するべきか迷ってしまいます。
いつまでも夫婦円満でいるためには思いやりが大切です。
思いやりをもって接することで、性格が合わない場合のストレスも軽減できます。離婚を迷う気持ちも薄れるでしょう。
妻が子供を作りたがらない
子供が欲しいと思う夫にとって、妻が子供を作りたがらないのも離婚を考える理由の1つです。
男性側が子供を望む場合、妻が非協力的なのは非常に苦痛な状況となることもあります。
夫婦仲はよいのに、片方が子供を作りたがらないという理由で離婚を考える方は少なくありません。
妻が酒好き
夫婦揃ってお酒が好きで、一緒に飲み歩いているというのであれば問題ありません。しかし、妻だけというのは夫からしたらやはり苦痛です。
お酒が好きで飲み歩いている妻は、夫からすると離婚を考えてしまうこともあります。
女性が離婚を迷う本音
では、女性が離婚を迷う理由は何でしょうか?
女性の本音をご紹介いたします。
将来性がない
男性の場合、「妻が酒好き」「自分勝手」といった理由で離婚を迷う人がほとんどでした。
しかし、女性の場合は夫の将来性で離婚を考える人が圧倒的に多いようです。
男性の収入が少なく将来性が低いと、生活が不安定になります。
それでも自分が働いて支える女性もいますが、ほとんどの女性は将来性がない男性を不安に思うでしょう。
夫がマザコン
マザコンがすべて悪いわけではありませんが、何かにつけて「お母さん」「ママ」と、自立していない男性を頼りなく感じる女性は多いです。
とくに、妻が「夫は私の意見は聞かないのに、お義母さんの言うことは聞く」と感じる場合、離婚が頭に浮かびます。
夫の借金・浮気・モラハラ
借金・浮気・モラハラは離婚を迷うというよりも、離婚を決断する理由といったほうがよいかもしれません。
借金・浮気・モラハラの3つが重なれば悩まず離婚を決断したほうが賢明です。
しかし、上記の3つの被害に遭う女性は自信を失っていることが多く、なかなか離婚に向けて行動を起こせない、という事情もあります。
どんなにつらいことがあったとしても、悩みながら婚姻生活を続けてしまいがちです。
また、暴力の被害に遭っている女性にも同様のことが当てはまります。
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離婚を決断する前にやりたいこと
離婚を迷っていても、決断する前にやっておきたいことがあります。
勢いで離婚してしまうと後悔する場合もあります。そんなことにならないように、次の点をチェックしてみてください。
離婚したい理由を紙に書きだす
なぜ、離婚を迷っているのでしょうか?
迷っているときは、離婚を決断する場合も離婚を取り消す場合もまずは理由を紙に書きだしてみてください。
理由はざっくりとしていてもかまいません。小さなことから大きなことまで、紙に書きだすことで「これは離婚するべきだ」「思っていたよりたいしたことない」が分かります。
もしかしたら、何か対策を講じられる場合もあるでしょう。
理由を書きだして、解決できるのであれば2人で話し合って改善しましょう。
どうしても解決できない場合は、「本当に離婚が自分たちにとって最善策なのか」考えてみてください。
別居婚という手段もあります。離婚は最終手段と考えておきましょう。
また、離婚したあとのことも考えておくことが大切です。
離婚後のことを何も考えていないのに感情だけで決断してしまうと、自分が損をしてしまうかもしれません。
離婚を迷っている人がやってはいけないこと
離婚を迷っているときに「やってはいけないこと」があります。
なかには、「離婚したけれど後悔している」という方も少なくありません。
- ・離婚したら自由な生活が待っている
- ・夫、妻の顔を見なくて済む
- ・ストレスがなくなる
と楽観視している方もいると思いますが、離婚はそんなに甘いものではないでしょう。
離婚を迷っている方は、次の点に気をつけて決断してください。
あやふやな理由で離婚を決断しない
離婚をするか否か、はっきりとした理由がないのに決断するのは危険です。
意外にも努力次第でうまくいくケースもあります。結婚したときの気持ちを思い出して離婚について考えてみてください。
それでも離婚したい意志がはっきりしているという場合のみ、離婚に向けて動き出しましょう。
急いで離婚を決断しない
離婚は急いでするものではありません。
急いで決断すると必ず後悔します。というのも、離婚は、離婚後がとても大変だからです。
急いで決断したけれど、余裕のない生活では
- ・結婚生活のときよりストレスが増えてしまった
- ・1人で子育てしながらの離婚は想像以上に大変だった
など、デメリットを感じる場合もあります。
子供が成人するまで、環境と心に余裕ができるまでなど、計画を立ててから離婚するのでもよいでしょう。
感情的になって離婚をするのは避ける
離婚はとても大変なことですから、感情的に決断してしまうのは避けましょう。
冷静になることや、しっかり話し合うことが大切です。
離婚に迷っている状態は、落ち着いて考えることで解決策が見える場合があります。
どうしても感情的になってしまう場合は、第三者に立ち会ってもらう、手短に伝える、言葉を選ぶなど、工夫をしてみてください。
離婚を迷っているなら弁護士に相談してみよう
自分たちだけでは解決できない場合には、弁護士に相談してみましょう。
弁護士に相談する前に家族や友人などの周囲に相談するのもおすすめです。
「家族にはいえない…」という人は、各自治体の面接や電話相談、離婚カウンセラーなどにも相談できます。
1人で悩まず、周囲を頼ってみてください。
まとめ
離婚を考えているときは、今まで我慢していたことが我慢できなくなってしまった状態かもしれません。
理由はさまざまですが、注意したいのは勢いで決断しないことです。
離婚しようか迷っている人は、落ち着いて今後の生活を考えてみてください。
しっかり考えたうえで、離婚して新しい生活を始めることが人生にプラスになるようであれば、離婚に向けて動き出してみるのもよいでしょう。
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