金融規制・コンプライアンス
金融規制法(金融商品取引法、銀行法、保険業法、信託業法等)に基づく法規制を金融規制といい、金融規制の種類としては、開示規制、業規制、不正行為取引規制などがあります。金融規制法は、1990年代から進められた金融分野における規制緩和の波に続き、リーマンショック後の金融規制強化を経て、頻繁に改正されています。また、目まぐるしく技術が発展するにつれて、それに呼応して、各種法令及び金融庁その他の行政庁の策定する監督指針、ガイドライン、検査マニュアル等に関する知識だけでなく、金融機関等の実務に関する経験・理解が不可欠となります。
特に、銀行、信託銀行、証券、保険といった金融業務を営む会社は、各業態特有の規制を受け、その規制は依然として複雑かつ技術的な規制が多岐に亘るものとなっています。判例が殆ど存在しない分野でもあるため、実務の動向、規制当局の考え方等を知ることが欠かせません。
当事務所では、個々の金融取引案件に付随して生じる金融規制上の諸問題への対処は元より、金融商品取引法、銀行法、信託業法、投資信託法、貸金業法など多岐にわたる法令を取り扱い、金融機関が日々直面するコンプライアンス上の諸問題に関する法的アドバイスや当局届出・登録・許認可取得のサポートなどの全般的な対応に至るまで、幅広い範囲をカバーしています。