多額の借金と住宅ローン。話し合いに応じない妻と離婚調停。
- ご相談者
- 年齢:30代
- 性別:男性
- 職業:自営業
- 子ども:なし
ご相談までの経緯・背景
Aさんは、妻とともに店舗を経営していましたが、経営に関する考え方の違いや性格の違いに悩んでいました。
あるとき、Aさんの妻が家を出て行ってしまい、別居状態になったことをきっかけに、Aさんは離婚をしようと考えました。
しかし、妻は離婚の話し合いに応じようとしませんでした。
解決までの流れ
Aさんは、妻との離婚を強く希望しており、話し合いに応じない妻との離婚交渉を弁護士に依頼したいと、ご相談にいらっしゃいました。
Aさんの妻は、Aさんとともに経営する店舗の開店資金に要した多くの借金が残っていることと、自宅はオーバーローン状態(不動産が有している価値に比べて、残っているローンの方が多い状態のこと)であることから、それらのローンを返済できるまでは絶対に離婚したくないと考えていました。
そこで弁護士は、離婚調停を申し立てること提案しました。
調停では、店舗の経営や自宅のローンについてなど、詳細に話し合いが行われました。
結果・解決ポイント
調停の結果、自宅が売却されるまで別居状態を続けること、売却ができ次第、離婚の協議を行うことで合意がなされました。また、店舗については今後も共同で経営していくことになりました。
今すぐの離婚成立とはなりませんでしたが、障害となっていた店舗の経営や自宅のローンについて、お互いが納得のいく解決策を示すことができ、今後の道筋をつけることができました。
担当弁護士
中央大学法学部法律学科卒業、中央大学法科大学院修了。主な裁判経験として、MBOに関する取締役の責任を追及し、初めて東京高裁の見解が示された事案や、複数メディアによって報道された裁判員裁判事件などを有している。ベンチャー企業の上場前の資金調達や法務支援も多数経験。顧問先経営者からは、法務のみならず経営全般のアドバイスを求められることも多い。
<メディア関係者の方>取材等に関するお問い合わせはこちら
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