別居から長期間経過しての離婚と財産分与。
- ご相談者
- 年齢:60代
- 性別:女性
- 職業:自営業
- 婚姻期間:40年以上
- 子ども:あり
ご相談までの経緯・背景
Aさんは、お酒を飲むと豹変する夫に耐えながら、結婚生活を続けていました。
自宅でお稽古教室を開いていたAさんでしたが、子どもを抱えて自立できるほどの経済力はなかったため、家を出たくても出られなかったそうです。
月日が経ち、子どもたちがある程度大きくなり、出稽古と副業とのダブルワークで生計を立てられる見通しが立ち、Aさんは10年前やっと家を出ることができました。
夫と別居してからの生活費や子どもたちの学費などは、すべてAさんが用意しました。
解決までの流れ
子どもたちも無事に独立し、自分自身も再出発したいと考えるようになったAさんは、夫との離婚と子育てに貢献した分を含めての財産分与を希望し、ご相談にいらっしゃいました。
当初、別居生活を送って10年経過してからの離婚で、高額の財産分与を夫に認めさせることは難しいと予想されました。
案の定、夫は離婚には同意しましたが、こちらが提案する財産分与の金額については納得できない様子でした。
弁護士は、協議内容が整わず、財産を分割することになる場合のデメリットを説明するなど、夫の説得を粘り強く続けました。
結果・解決ポイント
協議の結果、Aさんの希望どおりの財産分与と離婚が成立しました。
このように、別居から長期間が経過し、高額な財産分与は難しいと予想される場合でも、弁護士が代理人として粘り強く交渉することで、ご依頼者様の希望に沿った解決が期待できます。
担当弁護士
慶應義塾大学法学部政治学科卒業、桐蔭法科大学院法務研究科修了。交通事故分野を数多く取り扱うほか、相続、不動産、離婚問題など幅広い分野にも積極的に取り組んでいる。ご依頼者様の心に寄り添い、お一人おひとりのご要望に応えるべく、日々最良のサービスを追求している。
<メディア関係者の方>取材等に関するお問い合わせはこちら
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