妻の浮気と慰謝料、接触禁止の合意で和解成立。
- ご相談者
- 年齢:70代
- 性別:男性
- 婚姻期間:47年
- 子ども:なし
ご相談までの経緯・背景
ある日、Aさんのもとに、「Aさんの妻が浮気をしている」という内容の匿名電話がありました。
不安に思ったAさんが探偵会社に妻の行動調査を依頼すると、妻が男性(以下、浮気相手B)と浮気していることが分かりました。
深く傷ついたAさんは、妻の浮気相手Bに対し、法的に何らかの請求ができないのかと思い、ご相談にいらっしゃいました。
解決までの流れ
Aさんは、長年連れ添った妻との離婚は考えられませんでした。
また、浮気相手Bには妻と今後二度と会わないでほしいと強く望んでいました。
弁護士は、不貞行為(浮気・不倫)を理由として、慰謝料を請求できること、今後二度とAさんの妻に会わないように求めることができることを説明しました。
浮気相手Bは話し合いに応じる様子がなかったため、弁護士は慰謝料の支払いを求めて訴えを提起しました。
裁判の中で浮気相手Bは、苦しい言い訳で浮気の事実を否認し続けました。
しかし、弁護士は提出された証拠と発言に矛盾があることを指摘しました。
これをきっかけに、浮気相手Bは裁判で不利な状況になると感じたからか、和解での解決を持ちかけてきました。
和解は、裁判よりも早期の解決が期待できるなど有利となります。
仮に和解が成立せず裁判を続けたとしても、Aさんに有利な結果になると予想していた弁護士は、強気の姿勢で和解への話し合いに臨みました。
結果・解決ポイント
和解への話し合いの結果、①Aさんへ200万円を支払うこと、②Aさんの妻と今後一切接触せず連絡も取らないこと、という内容で和解が成立しました。
担当弁護士
京都大学総合人間学部卒業、立教大学大学院法務研究科修了。一般民事(主に離婚事件)に関する解決実績を数多く有する。また、企業法務についても幅広い業務実績を持つ。
<メディア関係者の方>取材等に関するお問い合わせはこちら
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