浮気相手に慰謝料の一括請求、精神的苦痛を軽減。
- ご相談者
- 年齢:30代
- 性別:女性
- 職業:サービス業
- 婚姻期間:4年
- 子ども:なし
ご相談までの経緯・背景
Aさんは、夫とささいなことで喧嘩をしました。その直後から、夫の帰りが遅くなっただけでなく、週に2日ほど無断外泊をするようになりました。
夫と女性Bとの浮気を疑ったAさんは、夫の素行調査を探偵業者に依頼しましたが、決定的な証拠はつかめませんでした。
それでも一度、他の弁護士事務所に相談し、Aさんと夫、弁護士の3人で話し合いをする機会を設けましたが、「Bがストーカーに付きまとわれて困っているから相談にのっていただけ」と浮気の事実を一切認めず、逆に言い負かされてしまいました。
解決までの流れ
Aさんは、離婚と慰謝料請求を考えて、ご相談にいらっしゃいました。
弁護士はいろいろと調べていく過程で、浮気相手とされる女性Bが、ストーカーに付きまとわれているにもかかわらず、オートロックもないアパートの1階に引っ越したことに疑問を感じました。
そして、調停でこの矛盾点を指摘し、また他の証拠もあわせて提示したところ、夫は浮気を認め、浮気相手Bも慰謝料の支払いに応じました。
しかし、Aさんは夫がお金にだらしないため、慰謝料がきちんと支払われるか心配でした。
そこで、弁護士は「それでは一括での支払いを求めましょう。分割払いでは、支払われるたびに浮気の事実があったことを思い出し苦痛を感じてしまうことも多いですが、一括での支払いを求めれば、このような苦痛を軽減することもできます。」と提案しました。
結果・解決ポイント
弁護士の厳しい追及により、Aさんと夫は離婚すること、夫は慰謝料として200万円を一括で支払うこと、浮気相手Bは、慰謝料として50万円を一括で支払うこと、という内容で調停が成立しました。
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