夫の裏切り。不倫相手に慰謝料請求。
- ご相談者
- 年齢:40代
- 性別:女性
- 婚姻期間:20年以上
- 子ども:あり
ご相談までの経緯・背景
夫の日頃の行動から女性との浮気が疑われ、我慢の限界を感じたAさんが、夫を問い詰めたところ、10年以上前から女性Bと不貞関係(不倫・浮気)にあったことを認めました。しかし、夫は不倫相手とその後も別れることなく、Aさんを裏切り続けていました。
解決までの流れ
Aさんは、夫との離婚も考えていましたが、それよりも先ず、不倫相手Bに対して法的な制裁をしたいと考え、ご相談にいらっしゃいました。
Aさんは、夫との離婚を考える前に、まず不倫相手Bに対して、相当の慰謝料を請求したいと考えていましたが、不倫相手Bに関する情報は、電話番号しか分かりませんでした。
そこで弁護士は、携帯電話会社に対して弁護士照会を行い、不倫相手Bの連絡先を得ることにしました。そして、携帯電話会社から取得した契約者情報を元に、10年以上にわたって不貞関係(不倫・浮気)を続けたことに対する慰謝料として500万円の支払いを求めました。
これに対して、相手方弁護士は、Aさんに不貞関係(不倫・浮気)が知られた時点で、関係は解消されており、Bの責任はそれほど重いとはいえないことから、慰謝料は50万円で十分であると主張してきました。
そこで弁護士は、Aさんが納得できる慰謝料を求めるために、複数の証拠を提示した上で、反論しました。
結果・解決ポイント
交渉の結果、Bは、Aさんに対して謝罪をすること、解決金として150万円を支払うこと、今後一切の接触禁止とその違反行為1回について、100万円の違約金を支払うことなどを条件とし、和解成立となりました。
担当弁護士
専修大学法学部卒業、専修大学大学院法学研究科修士課程私法学専攻を修了(法学修士)。修士論文は、民法の不法行為の一つである、使用者責任について研究する。司法試験合格後は、都内の個人事務所で5年間にわたり、幅広い分野を経験。現在は、離婚、相続分野を中心に、不動産法務にも積極的に取り組む。
<メディア関係者の方>取材等に関するお問い合わせはこちら
<メディア関係者の方>取材等に関するお問い合わせはこちら