64期弁護士。2019年3月入所。
前職の事務所では、労働問題や相続を中心に幅広く担当。
Authenseでは、企業法務関連の案件を中心に担う。
入所2年目ながら、弁護士統括として部門責任者に着任。現在は担当案件、部門のマネジメントを行いながら、ボードメンバーとして経営にも参画。
弁護士になろうと思ったきっかけは何ですか?
高校時代に甲子園出場を目指し、大好きな野球が大嫌いになるほど打ち込みました。結果として甲子園出場は果たせませんでしたが、「やり遂げた!」という達成感はひとしおでした。大学でもその達成感を味わいたいと思っていたところ、司法試験は“日本一難しい資格試験”と言われていたため、その高い壁にチャレンジして達成感を味わいたいと考えたことがきっかけでした。
どういった経緯でAuthenseに入ることを決めたのですか?
前の事務所でも仕事をかなり任せていただいており、様々な案件を経験できました。ただ弁護士が増えた変革の時代に生きている中、「果たして一つの事務所のやり方だけで変化に対応してやっていけるのか」と、漠然と不安になっていました。そのような中、前の事務所からパートナーにならないかと打診され、大変光栄な話であるとともに、一つの事務所のやり方しか知らないまま最前線からは少し引くことにためらいを感じている自分に気づき移籍しようと決意しました。
転職活動をして幸いにしていくつかの事務所からお声を掛けていただけました。どの事務所もどれも魅力があり、当然Authenseにない魅力がある事務所もありました。
ただAuthenseの魅力は日本にある他の事務所にはなく唯一無二のものだと感じAuthenseにしました。これは代表元榮の存在です。元榮は弁護士ドットコムを立ち上げて上場まで果たし、Authenseも一代で日本有数の規模の事務所まで成長させた経営者としての能力やセンスは他にないと感じていました。そのような既存の法律事務所の考え方に縛られない経営スタイルを学びたい、最先端で走り続ける景色を自分も見てみたいと考えたのがAuthenseを選んだ理由でした。
以前と比べ、働き方は変わりましたか。入所後のギャップはありましたか?
実は入所前は、Authenseは個人法務の事務所だと思っていたので、企業法務案件は少なく、これまでの自分が培ってきた企業法務の力を発揮する場面がないのだろうなというのが移籍でAuthenseにして良いか迷った点でありました(笑)。
しかし、実際には、Authenseに企業法務チームが存在し、私もベンチャーの資金調達を支援したり、他の法律事務所と合同でM&Aを支援したりと企業法務案件がとても多いことにギャップを感じました。私としては嬉しいギャップではありました。
今津さんは、普段どのようなお仕事をされているのですか。
基本的には顧問先からのご相談にスピーディーに日々対応しつつ、残念ながら法廷闘争へと発展してしまった場合には、法廷対応まで含めて担当します。最近は労務管理に関するご相談が増えてきているような印象ですが、担当する分野は様々ですので、常に法律的な知識はもちろん、業界の最新情報に至るまでアンテナをはって、情報収集につとめています。
今では、弁護士統括という弁護士の一部門を任せられるようになり、弁護士経営会議と呼ばれるAuthenseの最高経営意思決定機関のメンバーの一人として、事務所運営にも携わるようになりました。
Authenseに入所されてまだ間もないのに、弁護士統括になられているのですね!
所内でのキャリアはどのように積まれたのですか?
Authenseでのキャリアは、まず2019年4月に入所してからは企業法務に特化したユニットBと呼ばれるチームに配属されました。その後7月には、ユニットBのマネージャーとなり、その後マネージャーの他、労働問題の分野マネージャーも兼任しました。2年ほど経った2021年7月には、弁護士統括に就任し、引き続きユニットBのマネージャーや、企業法務・一般の分野マネージャーも兼任し、今に至りますね。
弁護士統括になったころにはちょうど六本木オフィスの移転や事務所名やロゴなどが変わった時期で、組織体制が変わったことに伴い、ユニットからdivisionと部署名が変わったり、色々変化がありましたね。
色々な変化があったのですね!
お仕事をされていて、大変なところや、やりがいに感じるところはありますか?
Authenseにはお客様相談室という部署があり、案件が終了したりするとそこでお客様の声を頂戴する仕組みがあるのですが、そこで感謝のお言葉をいただくととてもやりがいを感じます。やりがいをダイレクトに確認する仕組みがあるAuthenseならではのやりがいの感じ方かもしれませんね。
今津さんは、弁護士統括というポジションですが、何をされているのですか?
現在弁護士統括という役職にありますがこの役職は一般的な法律事務所にはないものだと思います。これは数名の弁護士で一つのdivision(部)を構成し、基本的には当該division内で連携しながら業務遂行をしていきます。当然案件の性質によってはdivisionを横断する形で弁護士がアサインされることもあります。
弁護士統括の仕事としては一言で言えば、divisionとしての活動効率を最大化することにあります。そう言うととても高尚なことをしているようですが、実際にはメンバーの業務進捗状況を確認して、案件の進め方について協議したり、業務状況によっては他のメンバーをアサインして過度な働き方にならないように配慮しています。
divisionの皆さんとのエピソードがあれば、教えてください。
期の近い弁護士が多いのでくだらないことでも話しやすい環境です。またdivisionのメンバーは実はいずれも私よりも期が先輩なのですが、大変器が大きい方たちなので今津のおしゃべりにも徹底的に付き合ってくださいます。また懇親会の費用は事務所負担のおかげで、弁護士同士はもちろんパラとも積極的に飲みに行ってコミュニケーションをとっています。事務所にはこの場を借りて御礼申し上げるとともに、飲み過ぎないよう節度を持つことをこの場を借りてお誓い申し上げます。
今津さんの今後の成長ストーリーを教えてください。
様々な案件を経験しながら弁護士実務家としての成長をしていきたいのは当然のこととして、それに加えて弁護士統括として、ビジネスマンとして経営者としての考え方も勉強していきたいと思っています。Authenseは新たな取り組みにどんどんチャレンジする事務所なのでそのチャレンジに徹底的についていき、いつか弁護士界に今津ありと他の業界の方からも言われるような弁護士に成長できたらと思っています。
今津さんのような中途でAuthenseに入りたいと考えている弁護士の方へメッセージがあれば、是非いただけますか。
一般的な法律事務所で働いてきた方の次のステップとしてAuthenseは最適だと思います。おそらく通常の法律事務所は弁護士とパラリーガルの二つの役職があるのみだと思います。しかし、Authenseには、人事、経理、事業企画室、総務、システム、お客様相談室、経営企画室と様々な部署があり、普通の会社のような組織構成になっています。このようにしっかりと役割分担がされているチームで一丸となって、それぞれが各自の責任をしっかりと果たし、依頼者へ最良のサービスを提供するという目的に突き進む躍動感や一体感を必ずや感じられると思います。