2013年10月入所。前職では、行政書士法人にて行政庁への各種許認可申請業務やコンプライアンス管理等を担当。
Authenseでは、パラリーガルとして入所後、六本木の一般民事事件ユニットのマネージャー、クオリティマネジメント室のエキスパート、新宿、北千住オフィスのマネージャーを担当し、Service & Paralegal部門のエキスパートを務める。現在はService & Paralegal部門のシニアマネージャーをメインに、大阪オフィスのマネージャーとして活躍。
Authenseに入る前は、どのような仕事をされていましたか?
前職では、行政書士として、国や都道府県などの行政庁に対する各種許認可申請や、外国人の在留資格取得・帰化申請、相続手続きにおける相続人調査業務などを中心に行っていました。約8年行政書士として働いていましたが、弁護士と組んで仕事をすることもあり、また、士業交流の一環で弁護士と接する機会もありました。そんな中、弁護士業務を身近に感じ、より弁護士をサポートしたい、弁護士業務の一翼を担ってみたいという思いが強くなり、Authenseのパラリーガルに応募しました。
転職活動では、士業事務所を中心に活動を行っていましたが、Authenseの事務所説明会に参加したときに、所員の方がすごくアクティブで素敵だった印象が強く、「他の士業事務所とは雰囲気が全然違うな」と思った記憶があります。また、代表の元榮との面接でも、これだけ大きな組織の代表であるにもかかわらず、こちらの質問にすごく丁寧に答えてくださったり、たわいもない雑談をして緊張をほぐしてくださったりと、その人間的な魅力に惹かれました。「組織のトップがこのような代表なら、組織も良いものだろうな」と思って入所を決めました。
山本さんは、普段どのような仕事をされているのですか。
Service & Paralegal部門で、主に部門全体の業務や人員にかかる調整を行っています。このように書くと漠然としていて分かりにくいのですが、具体的には、事務所全体に関するルール改定などがあったときに、部門に正しく浸透するように動いたり、各分野のサービスプランや書式が変更になったときに、依頼者様に新しいサービスを不備なく提供できるように、弁護士とパラリーガル間の案件処理にかかる内容について、細かい部分に至るまでフローや書式をつくって調整したり、六本木を含めて7つのオフィスがある中で、いずれかに負担がかかりすぎないように、部門全体の業務量や人員数を分析して調整したり、というようなことを行っています。また、案件処理にかかる業務品質向上を目的とした数々のプロジェクトで後輩の育成にも携わっています。
仕事でやりがいを感じるのはどのようなときですか?
先ほど話した新規のサービスプランが不備なく軌道に乗り、部門全体がうまく回っている状況が実現されたときは、頑張って良かったなと思います。現在の業務は、パラリーガル間はもちろんのこと、他にも、弁護士、コーポレート等々、様々な部署と協力し合い、ときには熱く議論を交わしながら、という場面もままあるので、こっちを優先すればあっちが立たずといった難しい状況が生じることもあります。その度に頭を悩ませるのですが、その分、解決したときやうまくいったときの達成感や充足感は大きいです。
また、後輩の業務育成にも関わっていることもあり、後輩の業務スキルが上がってきたことを目の当たりにしたり、成長を実感できたりしたときは非常に嬉しいですね。
山本さんは多くの部署と関わりながら働いているのですね!
そんな皆さんの人柄や仕事の様子についてはどうですか?
とりわけクオリティマネジメント室やお客様相談室、リーガルテック推進室のメンバーと一緒に仕事をする機会が多いのですが、仲は本当に良いです。Authenseには部活動制度もあるのですが、僕が部長を務めているピクニック部も活動していて、最近は代々木公園で10人くらいが集まって、バトミントンをしたり、犬と遊んだりしてピクニックしました。家族同伴だったり、Authenseの卒業メンバーも急遽参加したりと、とても楽しい1日でした。
弁護士は、巷でイメージのあるような、所謂“お堅い“人はいなくて、フレンドリーで話しかけやすい人がほとんどです。法律事務所の中には、「弁護士がいちばん偉くて、『先生』と呼ばなければならない」といった事務所もあると思いますが、そういった雰囲気とは真逆で、Authenseでは、弁護士も他の所員も同等の立場で仕事をしていて、弁護士も全員“さん付け”で呼んでいます。所員同士の関係性がフラットで風通しが良い雰囲気であることが、Authenseの大きな特徴のひとつではないかなと思っています。
山本さんは今までいくつかの部署のマネージャー、そしてエキスパートを経験されていますが、それぞれの役割について、教えてください。
マネージャーは、「チーム(部下)を持つ」、「そのチームの運営に責任を持つ」、「メンバー(人)に対しても責任を負う」ということが主な役割の一つであるのに対し、エキスパートは「チーム(部下)を持たず、その分野のプロフェッショナルとして自分単位で独立して業務を遂行する」という点が大きく異なっています。
具体的には、マネージャーとして仕事に向き合う際は、チームメンバーひとりひとりがどのような状態か、業務過多になっていないか、逆に手が余っていないか、メンバーを取り巻くオフィス環境に問題はないか、に重きを置いています。エキスパートとして仕事をする際は、チームというよりは、部門または全組織全体を俯瞰的に捉えたうえでの最適解を模索する、または調整を行っていました。
これまで、六本木オフィス、新宿オフィス、北千住オフィス、大阪オフィスにてマネージャーを経験してきましたが、自分の専門領域ではない分野のチームのマネジメントや、自分が常駐していない遠隔地のマネジメントについては、未だに悩むことも少なくありません。その都度上司や同僚に相談したり、様々な方向性からアプローチしてみたりと、トライ&エラーの毎日でしたね。
そういう役割の違いがあるのですね!
エキスパートとして働かれていたときは、何か違いや変化はありましたか?
実際のところ際立っての違いというものはないですが、エキスパートになってからは、マネージャーのみのときに増して、より部門の横断的な業務に携わっています。ユニット(チーム)間の業務・人員の調整だったり、弁護士とパラリーガルの間の業務すみ分けを整理したり、といった業務は、エキスパートになって以降、新たに経験しています。当時は、毎週、直属の上司であるマネージングディレクター、リーガルサポート部の建物明渡ユニット、クオリティマネジメント室、債権管理部、お客様相談室それぞれのシニアマネージャーと定期ミーティングを行っており、Service&Paralegal部門はもとより、事務所全体の方向性についても議論していました。
Authenseでの勤務を重ねられた山本さんからみたAuthenseの魅力とはどのようなものですか。
特徴のひとつとして、「立場に関係なく意見が言える」点があると思います。Authenseでは、「すべての依頼者に最良のサービスを」というミッションを掲げていますが、それを実現するためにも、すべての所員が自由に意見を言える環境が用意されており、風通しの良い雰囲気があります。所員の平均年齢が比較的若いこともあり、所員同士も仲が良く、ときには友達のような雰囲気で仕事をするときもあります。
あとは、シンプルにオフィスがきれいです(笑)。六本木オフィスは、2021年にミッドタウンに移転しましたが、執務室はもちろん、お客様用の会議室、エントランス、ロビーなどもデザイナーさんの意匠が凝らされたデザインやインテリアになっており、また、会議室やロビーから見渡す東京の夜景はとてもきれいで、「六本木で働いているなぁ」と実感します。他のオフィスも、清潔で働きやすい環境が整備されており、オフィス環境面においては、非常に恵まれた環境かと思います。
山本さんの今後の成長ストーリーを教えてください。
Authenseに入所してもうすぐ10年目になりますが、パラリーガルとして入所して以来、支店勤務やマネジメント業務を含め、様々な分野・業務に携わらせていただきました。
その中でAuthenseは、2020年以降からは新型コロナウイルスの影響で、Authenseでも所員の働き方がガラッと変わり、弁護士、パラリーガル、コーポレートいずれも、可能な範囲でリモートワークや時差出勤を取り入れています。裁判手続きのIT化も進んでおり、法律業界においても大きな時代の波に直面し、変化し続けています。
そのため私自身としては、今後もこれまで培ってきた経験や人間関係を活かしつつ、一方で、ワークライフバランスも大事にしながら、時代に即した働き方をしていければと思いますし、そういった変化に対応した環境にできるようAuthenseを支えていきたいと思っています。
これからAuthenseにご応募いただく方に対し、何かメッセージがあればお願いいたします。
Authenseは、良い意味で、従来の「弁護士事務所」という雰囲気ではありません。どちらかというと、「失敗を恐れず、できることはどんどんやってみよう!」というベンチャー精神のある若い企業、という雰囲気です。旧来の法律事務所ではない、新しい時代のAuthenseを一緒に創っていける方からのご応募をお待ちしております。