今回は、企業における商標管理の重要性や効果的な進め方、さらには商標権侵害に対する対応策について、基礎から分かりやすくご紹介します。
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登壇者紹介
弁護士 森中 剛(第二東京弁護士会所属)
第二東京弁護士会所属。一橋大学法学部法律学科卒業。
裁判官を退官後、福岡県にて弁護士登録。2020年Authense法律事務所入所。
事業承継やM&Aのほか、事業再生を含む倒産法の分野にも造詣が深い。顧問弁護士として予防法務のみならず、裁判官の経験を活かした訴訟対応も得意としている。損害保険・労働分野にも精通しており、幅広い法律問題をオールラウンドに取り扱うことに加え、長年取り組んできたサッカーの経験から、スポーツ法務などの新たな分野にも意欲を持つ。
中小企業だけでなく大企業や公的企業の顧問実績を有し、その見地から多面的かつ実践的なアドバイスを提供。企業が直面する多様なビジネス課題に対し的確な解決策を提案し、支援を行っている。
このセミナーでお伝えすること
- 自己紹介
- セミナー概要
- 前回のセミナーで紹介した2023年の事例のその後
- 2024年上期に発生した企業不祥事の原因と対策
- 事例から学ぶ企業不祥事の原因と対策
- 最後に
セミナー概要
今回は先ほどご紹介いただいた通り『2024年上半期の企業不祥事の振り返りと解説』というテーマでお話しさせていただきます。
今年も早いもので、もう半年が過ぎ、多くの上場企業の皆様では株主総会も終了して一段落着いたところも多いのかと思っています。今年の上半期については、企業不祥事というよりも犯罪がらみのニュースが多かった気がします。それでもやはり有名な企業の不祥事の報道もされており、その点は注目していく必要があるかと思っています。前回のセミナーではお話ししたい内容がたくさんありすぎて、それを多く盛り込んだので、かなり速足で進めてしまい、若干消化不良気味で終わってしまった気がします。よって、今回は少しポイントを絞って、お話しできたらと思います。まずはセミナーの概要ですが、前回のセミナーでご紹介した事例のその後の状況について多少ご案内させていただき、そのあと今年の上半期に発生した企業不祥事の事例について紹介し、そこから発生原因や対策についてお話ししていきます。
まずは、前回のセミナーで紹介した事例のその後についてです。まずビッグモーターの保険金の不正請求の問題を取り扱わせていただいております。前回お話しした概略はこのページにまとめている通りです。この件については、起こした不祥事自体が悪質と言わざるを得ないものでした。その後の対応などが杜撰だったことなどで、問題がかなり大きくなった事案と言えます。前回では伊藤忠商事が支援の手を挙げているというところまで、発表されていました。
その後、まず2024年3月6日に、伊藤忠商事ほかの会社とビッグモーターとの間で事業再建に向けた契約を締結したとの発表がなされています。発表によると、会社分割によりビッグモーターの事業を新会社に承継するという方法をとって、再建に向けて動いていくということのようでした。
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記事監修者
森中 剛
(第二東京弁護士会)一橋大学法学部法律学科卒業。元裁判官。企業法務、M&A、労働法、事業承継、倒産法(事業再生含む)等、企業に係わる幅広い分野を中心とした法律問題に取り組む。弁護士としてだけでなく、裁判官としてこれまで携わった数多くの案件実績や、中小企業のみならず、大企業や公的企業からの依頼を受けた経験と実績を活かし、企業組織の課題を解決する多面的かつ実践的なアドバイスを提供している。
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