交通事故の基本知識・用語集
さ行

交通事故に関する基本知識・用語を紹介します。

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示談 (じだん)

示談とは、交通事故後に、「損害賠償等をどうするか」ということを当事者間で話し合い、交通事故に関する民事上の問題を解決することをいいます。これは法令上の用語ではなく、和解や仲裁による場合が多いとされています。

自賠責保険 (じばいせきほけん)

自賠責保険とは、自動車および原動機付自転車を使用する際に、すべての運転者への加入が義務付けられている損害保険のことであり、無保険運転は違法です。交通事故による被害者救済のために、加害者が負うべき経済的な負担を補填することを目的としており、人身事故のみが対象となっています。
被害者は、加害者の加入している損害保険会社に直接、保険金の請求をすることができます。

消極損害 (しょうきょくそんがい)

消極損害とは、交通事故が発生しなければ得られたにもかかわらず、事故の発生によって得られなくなってしまった収入のことを指します。休業損害や逸失利益が挙げられます。

就労可能年数 (しゅうろうかのうねんすう)

就労可能年数とは、逸失利益が発生する期間のことをいいます。裁判は示談交渉においては67歳までとされることが原則であり、1975年当時の平均寿命において採用された数値ではありますが、現在でもこれが適用されています。

症状固定 (しょうじょうこてい)

症状固定とは、傷病が完全に回復した状態のみならず、傷病の症状が安定し、医学上一般に認められた医療を行ってもその医療効果を期待することができなくなった状態を指します。
症状固定がなされると、治療が終了したこととなるため、治療費や交通費、休業損害を請求することができなくなります。他方で、症状固定後に残った症状については、後遺障害として認定を受けることで後遺障害慰謝料や逸失利益等の請求をすることができます。

政府保障事業 (せいふほしょうじぎょう)

政府自賠責保険の未加入者による被害に遭った場合やひき逃げ等、加害者からの賠償が受けられない場合に救済が受けられる制度をいいます。

積極損害 (せっきょくそんがい)

事故があったことにより必要となった費用に対する損害。
例)治療費。

損害賠償 (そんがいばいしょう)

違法な行為によって損害を受けた者に対し、加害者がその損害の埋め合わせをすること。または、その金銭等そのもののこと。

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