契約関連法務(基本契約書・利用規約)
スタートアップの法務では、ビジネスモデルの基礎となるサービスについて、オリジナルの契約書や利用規約を作成することが重要となります。前例のない新しいサービスを提供するような場合、そのサービスを規制する法律はないか、どのようなリスクや問題点があるかを十分に分析したうえで、ビジネスモデルを踏まえた契約書や利用規約を作成することが必要です。
特に、利用規約を適切に作成することは①裁判になったときにサービス運営者が責任を負わないようにする②裁判に発展する前のクレームの段階で紛争を解決するといったメリットがあると考えられています。
例えば、TwitterやfacebookなどのSNSサービスにおいて、ユーザーの有害な投稿があれば、サービス運営者としては、それに対する対応に迫られますが、他方において、運営者がそのユーザーの投稿を削除するなどした場合、逆に投稿したユーザー側との間で紛争に発展する可能性があります。
そのため、SNSサービスでは有害な投稿を行う行為を禁止行為として利用規約に明記しておき、サービス運営者が禁止行為に抵触する投稿を自由に削除することができるようにしておくことが重要となります。
当事務所では、これまで取り組んできた多くの案件に基づく実績と経験のもと、将来生じうるリスクも見据えて、ビジネスモデルに合わせた契約書や利用規約の作成等のリーガルチェック、その他各種アドバイスを実施しております。