- 会社名:株式会社大創産業
- 業種:SPA事業(製造小売)
- 従業員数:741名
法務メンバーの成長も後押し! 弁護士だからできる法務部門の徹底サポート
会社名 | レバレジーズ株式会社 |
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業種 | インターネット関連 |
従業員数 | 1455名 |
都道府県 | 東京都 |
部署 | 法務部 |
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役職 | リーダー |
担当者名 | 三澤 有輝 |
レバレジーズ株式会社(東京都渋谷区)は、IT・医療・介護・若年層を中心とした人材事業や、Webメディア事業、M&Aコンサルティング事業など、国内外の様々な領域で40以上のサービスを展開している。
法務部を取りまとめる三澤有輝氏は「専門性不足を補うためにALSを導入したが、思わぬ効果もあった」と語る。
資格を持つ弁護士が法務部を内部からサポートする効果について、話を伺った。
サービス導入の背景
御社でALSをご導入いただく前、どのような課題を抱えていらっしゃったのでしょうか?
三澤様: 専門性のある人材が不足していました。法科大学院卒程度の知識を持つ法務スタッフが私しかいない、そういう状況だったため、法務部全体のクオリティをどう成長させていくかが課題のひとつでした。
しかも、御社は成長フェーズで法務部の業務もかなり多忙でいらっしゃるようですね。
三澤様: 業務全体の7〜8割がリーガルチェック、残りが行政対応などの別業務という状況なのですが、一般的な企業と比較してもかなり契約書の数が多いのが現状です。専門性を持つスタッフが不足している中で激務で日々の業務に追われるばかりでありスキルアップが実感しにくい中で、メンバーの定着・育成が課題となっている状況でしたので、ALSを導入して弁護士の先生方にお手伝いいただきながら新規採用を進めて法務部をレベルアップさせたい、そのような状況でした。
ALSを導入していただく際、弊所の弁護士にご期待いただいていたのは、リーガルチェックの部分ですね?
三澤様: そのとおりです。当社の法務部員に専門性が不足していたがために、社内の基準では問題がないのかもしれませんが、そもそも法的基準はクリアしているのか、といった議論がたびたび社内で起こっていました。
当社では、リーガルチェックを行う際に、若手の法務パーソンがまず1次チェックを行い、シニア層が2次チェックをするという、二段階方式を取っています。ヒューマンエラーを起こさないようにですね。この、2次チェックの部分を野村先生方にお願いしています。
この2次チェックを担当する法務部員が不足していた。
三澤様: 左様でございます。この2次チェッカー不足は現在も課題として捉えています。社内では私ともうひとりの2名しか担当できていない状況なので、スタッフの育成も急務だと思っています。
2次チェックを進めていく中で、弊所の弁護士から「このあたりを修正しましょう」というフィードバックもあるのですか?
三澤様 もちろん、何度もいただいています。内容だけではなく、文言なども一般的には他社ではこのような文言を使っていますといった細かい部分も含めて相談させていただいています。
ですので、単なる契約書の2次チェッカーとしてご活躍いただくだけではなく、他社の事例だったり判例などの専門的な法的知識をお伺いする、ひとつのチャンネルとして頻繁に相談させていただいています。
導入したサービスの感想とその効果
ALSをご活用いただいて、御社の課題は解決されていらっしゃいますでしょうか?
三澤様: 大いに助かっています。いま、チームを取りまとめている私が法科大学院を卒業して企業法務7年目なのですが、先生方は専門性に長けていらっしゃるので、私のほうで論点整理し質問すると、的確な回答をいただけて感謝しています。
また、当社は人材紹介や人材派遣などの人材サービスを多岐にわたって手掛けています。そのため個人情報保護法が密接に絡んでくるのですが、官公庁から出されているガイドラインを読んでもよくわからないところがあります。そういったときに、気軽に質問して的確な回答をいただける、そういったアドバイザーとしても非常に助かっています。
法務パーソンを新規採用する、もしくは法務部勤務経験のある派遣社員を雇うのと、企業法務の経験を積んでいる弁護士が社内にいるのと、違いのようなものは実感されていらっしゃいますか?
三澤様: 当社は成長軌道にあり、法務部のあり方もどこまで攻めて、どこまで守るべきなのかといった指針もまだ不透明です。そんななか、企業法務弁護士、特に他社事例をご存知の弁護士の方にいていただくことで、他社事例を学びながら知見を積むことができ、非常に感謝しています。
あとは心理的安全性ですね。私自身についてもそうですが、他の法務メンバーも、わからない点があれば私経由で弁護士の先生に質問できるという安心感は大きいと思います。
まだ経験の浅い法務部員が契約書の1次チェックをする際も、間違っていてもいいから自分で調べて進めてみようかとサジェストできます。
御社の法務メンバーの方々の成長のお手伝いにも役立つ、ということですね?
三澤様: まさしくその通りですね。いつもお伝えさせていただいているのですが、野村先生方がいてくださることで、メンバーの成長支援、ひいては当社の法務部全体の支援につながっているなと感謝しています。
外部の弁護士を活用するのとは異なり、ALSの場合、弁護士がお客様の社内に入って業務を進めます。外部の弁護士とALSで活用する弁護士との違いはありますか?
三澤様: 大いにありますね。やはり中長期的に参画していただいているので、当社の理解が段違いですよね。たとえば、当社の特徴として、社内で略称が良く使われるんですね。外部の先生方だと一つひとつ事前に説明してご理解いただく必要があるのですが、野村先生などは社内でコミュニケーションを取っていただいているのでツーカーで話ができるというのは心理的に非常にラクです。
中長期的にお手伝いをさせていただくことで、御社の内部事情や業界知識も蓄積されていきますね。
三澤様: まさに仰るとおりです。以前、新規事業の立ち上げについてご相談させていただいたのですが、そのときは一度ストップが掛かったんです。ところが半年後、社内で再度検討した結果、やはりチャレンジしてみようということになりました。野村先生などは、「以前、一度無くなった」という前提もご理解いただいているので、「あの件、やっぱりやることになりまして」で話しが通じる。これはALSならではだなと思いました。
三澤様以外の法務メンバーの方々からも評価していただいているのでしょうか?
三澤様: まるで同じオフィスの隣りにいるような感覚でお願いできるので、メンバーもみなありがたく思っています。また、どうしても、外部の先生方とお仕事をすると、ひとつのことを伺うのにも回答が1週間掛かったりというのは珍しくありません。
野村先生などは「急ぎ目でお願いします!」といったお願いもフランクにできますし、そのスピード感でこちらも事業部に回答を戻せるので、心理的にも非常に負担が少ないとメンバーも感じています。
リーガルチェックの2次チェッカーとして以外の部分で、三澤様が導入効果を特に実感されているのはどのあたりですか?
三澤様: 導入から約2年ほど経過したのですが、メンバーたちが野村先生方から吸収したものが実を結び始めました。質問をする際にも、昔だと事前準備なしで「教えて下さい」という状態だったものが、弁護士ならどう考えるか、弁護士に依頼するにはどこの論点を考えたらよいのかといったことを事前に考えられるようになりました。
質問前の論点整理も、現在では私が目を通して軽く手直しするだけで先生方にお送りできる状況です。
野村先生たちに来ていただいたおかげで、法務部そのものが成長しているという実感があります。
導入サービスのおすすめポイント
ありがとうございます。最後に、ALSの導入を検討している企業のご担当者の方に一言お願いします。
三澤様: 少しでも自社の法務で不安に感じる部分があるなら、まず一度相談するべきではないかと思います。企業のご事情に合わせてアサインする弁護士の数やメンバーなどもカスタマイズできますので、自社に合わせた形を相談してみることをおすすめします。
また、当社では私が入社する前からALSを活用していましたが、私が入ってからは導入当初から要望が変化していきました。野村先生を始めとする先生方には、その変化にも柔軟に対応していただけています。
ですので、まずは一度、自社で抱えている課題を相談してみて、最適なメンバーや人数などを伺ってみる、というのは良いのではないかと思います。
ありがとうございました。
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担当弁護士のコメント
レバレジーズさんでは、リーガルチェックの2次チェックを中心に行っています。まさに急成長中の企業だけあって、新規事業の数も多く、通常の月でも160件~200件程度のチェックを行っています。過去最も多かった月で400件近くに及んだこともあり、複数人の弁護士で担当しています。
レバレジーズさんでは法務部で蓄積したナレッジがSpreadsheetで管理されています。数は多いのですが、共通する論点に関しては社内資料を参照しながら対応できるよう整えられているのも、新規メンバーが成長できる理由のひとつかもしれません。
業務を進めていく中でも、折に触れて感謝の言葉をいただけるのはこちらもうれしいものです。今後ともレバレジーズさんの成長のお手伝いができるよう、業務を進めていきます。