リーガルエッセイ
公開 2021.01.29 更新 2021.08.13

知っておきたい離婚後の子どもの進学費用

記事を執筆した弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
慶應義塾大学法学部法律学科卒業。司法試験に合格後、検察官任官。約6年間にわたり、東京地検、大阪地検、千葉地検、静岡地検などで捜査、公判を数多く担当。検察官退官後は、弁護士にキャリアチェンジ。現在は、刑事事件、離婚等家事事件、一般民事事件を担当するとともに、上場会社の社外役員を務める。令和2年3月には、CFE(公認不正検査士)に認定。メディア取材にも積極的に対応している。
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離婚したい でも・・・

今、夫との将来が思い描けない。
コロナの影響で、在宅勤務や外出自粛で、夫と過ごす時間が増えた。
すると、日常のささいなことから子どもの教育方針に至るまで、何もかも価値観が違いすぎることを改めて実感した。
未曽有の事態を経て、当たり前の日常が、いつ、どうなるかわからないということも実感した。
これまでは、毎日の忙しさに追われて、日常生活で感じる違和感に目をつぶりながら過ごしてきたけれど、立ち止まって自分と向き合ってみて、やっぱり、自分らしく自分の価値観を大事に生きていきたいとも思った。
だから、できるだけ早く、夫と離婚して新しい生活をスタートさせたいと思うようになった。

でも、夫との離婚について考えるとき、まず頭に浮かぶのは子どもの顔。

子どもは、今、5歳。
保育園でひらがなを覚えてきているみたいだけど、周りでは、小学校受験を考えているお友達もいる様子。
うちも、小学校受験を視野に入れて、受験塾に入れたほうがいい時期かしら?

子どもは、今、小学校4年生。
私自身が中高一貫の私立学校で、のんびりした雰囲気の中、学生生活を満喫できたこともあって、子どもにも私立中学を受験させたいし、子どもも周りのお友達と話す中で、その気になっている様子。
そろそろ来年からの本格始動に向けて受験塾に入れたほうがよさそう。

でも、今、自分だけの収入で子どもの受験塾に毎月5、6万も支払う経済力がない。
もし合格して私立学校に進学することになったら、入学に際して何十万という費用を振り込み、毎月何万もの授業料を支払い続けなくてはいけない。
自分の収入だけでそれらを払うことはできない。

離婚したら、今思い描いている子どもの将来をすべてつぶすことになるのではないか?
それとも、離婚しても、子どもの受験塾、私立学校進学に関わる費用を今と同じように夫に負担してもらえるの?
そのようなことを考えては、インターネットで情報検索をしているかた、いらっしゃいませんか?
学年が変わる4月を控え、お子さんの進学先、将来について考え、ご自身の離婚したい思いとの間で不安な思いをしているかたもいらっしゃるのではないでしょうか?
ご自身が離婚に踏み出すことで、大事なお子さんの将来の選択肢を狭めることになるのではないかという思いはつらいものですよね。
離婚した場合、お子さんの受験塾の費用を夫に請求できるのか?
私立学校に進学する場合、授業料等を夫に請求できるのか?
夫が応じてくれない場合、どうなってしまうのか?

まずは正しい知識を得ること。
そのうえで、お子さんのために何ができるのか、経験豊富な女性弁護士と一緒に考えてみませんか?

Authense法律事務所で3回にわたりお届けしてきたランチタイムサロン。
4回目となる今回は、選択するお子さんの進路によっては避けては通れない学費などの問題をとりあげてみます。
今回も、オンラインで実施します(無料)。
ご参加いただくかたのお名前もお声も画面上で表示されることはありません。
下のお子さまがそばにいらしても、お声がこちらに聞こえることはありませんので、ご安心してお気軽にご参加いただけます。
ぜひお気軽にお申し込みください。

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現在、開催予定の離婚セミナーは全て終了いたしました。セミナーが決定次第、再掲載いたします。

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