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自転車 あおり運転で逮捕
先日、ある男性が、市道で自転車を走らせるにあたり、蛇行運転をしたり、対向車線を走る車の前に飛び出すなどしたとして道路交通法違反の被疑事実で逮捕されたと報じられました。
報道によれば、今年6月に改正法がスタートしたあおり運転を処罰する妨害運転罪が自転車に適用されたのは初とのことです。
妨害運転罪に当たる行為とは
道路交通法は、対向車線にはみ出す、急ブレーキをかける、幅寄せや蛇行運転など10類型を定めました。
そして、他の車両等の通行を妨害する目的で、その10類型にあたる行為であって、他の車両等に道路における交通の危険を生じさせるおそれのある方法によるものをしたら、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられることとしています。
そして、この改正法の定める妨害運転罪の掲げる類型は、一部を除き、軽車両である自転車にも適用されます。
今回報道された件については、逮捕されたばかりではあるものの、後続していた車のものと思われるドライブレコーダーの映像で、自転車男性の行動が明らかになっているように見えます。
画像によると、少なくとも、蛇行運転をしている様子や対向車線にはみ出す様子が見て取れ、妨害運転罪にあたるといえそうですよね。
報道によれば、この男性には道路交通法違反の前科があり、今回の犯行当時、その執行猶予期間中だったとのこと。
また、その前科にあたる行為は、今回逮捕された原因となった、道路上での危険な自転車走行であるとも報じられています。
これが事実であるとすれば、執行猶予期間中に同種犯行に及んだといえる可能性があり、今回については、実刑判決が言い渡されるという可能性があるといえるでしょう。
この件については、まだ逮捕されたばかりです。
今後の捜査、裁判に注目する必要がありますが、このような行為は、自身の身に危険が及ぶことはもちろん、この自転車を避けようとしてとっさにハンドルを切った自動車が、そばにいた歩行者に突っ込んでしまうなどの事故につながる危険が高い、言うまでもなく危険な行為です。
本件以外にも自転車によるあおり運転が全国で発生していると報じられています。
警察が積極的に摘発していくとともに、目の前の自動車のみならず、他の車両、歩行者も直接の被害者になり得る人の命に係わる犯罪であることの認知が進んでほしいと思います。
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