解決事例

本人の深い反省に加え家族のサポートを主張、執行猶予付きの判決を獲得。

起訴後弁護プラン

ご相談までの経緯・背景

Aさんは、海外旅行の時に体験した麻薬のことが忘れられず、日本に帰国後もインターネットを通じて、何度も麻薬を取り寄せていました。

ある日、税関において、外国からAさん宛てに送られた小包の中身が違法薬物であることが発覚したことから、Aさんの自宅が捜査対象となってしまいました。

警察による捜索の結果、Aさんの部屋から大麻と麻薬が見つかり、Aさんは大麻・麻薬の所持で現行犯逮捕されてしまいました。

解決までの流れ

大麻や麻薬などの薬物事犯は、依存性が高く、使用をやめても再び使用してしまうことが多いのです。違法薬物を断ち切るためには、本人の努力と周囲のサポートが必要となります。

さらに、違法薬物を使用していたことについて、本人自身が真摯に反省し、更生意欲も十分であることを裁判所に伝えることが何より重要になります。

弁護士は、裁判所に対して、Aさんの反省文を提出し、今後はAさんの父親であるBさんがAさんの身元引受人となって指導・監督していくことを主張しました。

その結果、Aさんは刑の執行が猶予されることになりました。

結果・解決ポイント

逮捕されたAさんは、外部との接触が禁止されていました。息子を心配した父親のBさんは、今後の対応について、当法律事務所に相談にいらっしゃいました。

当事務所にいらっしゃった父親のBさんは、

  1. 一刻でも早く、Aさんの身体を解放してほしい
  2. できる限り、Aさんの罪が軽くなるようにしてほしい

という希望を持っていました。

Aさんは、大麻・麻薬の所持のほか、大麻の密輸入についても罪を問われました。そのため、捜査には時間がかかり、Aさんの身体拘束の期間が延びてしまう危険性がありました。

そこで、弁護士は、裁判所に対して勾留延長を却下するよう求め、加えて、Aさんの保釈も求めました。

弁護士の懸命な弁護活動により、Aさんは逮捕後、1ヶ月経たないうちに保釈されることとなりました。

さらに、弁護士は、裁判の中で、Aさんは大麻・麻薬を所持していたこと・密輸入してしまったことを認め、深く反省しており、二度と違法薬物に手を出さないと誓っていること、前科前歴がないこと、父親が家族で監督すること伝え、社会復帰に向けたAさんの努力を示すとともに、家族がサポートできる体制にあることを主張しました。

その結果、Aさんには前科がなく、深く反省していること、父親であるBさんが監督することなどが考慮され、今回に限り、4年間の執行猶予付きの判決を得ることができました。

担当弁護士
Authense法律事務所
弁護士 
(第二東京弁護士会)
慶應義塾大学法学部政治学科卒業、桐蔭法科大学院法務研究科修了。交通事故分野を数多く取り扱うほか、相続、不動産、離婚問題など幅広い分野にも積極的に取り組んでいる。ご依頼者様の心に寄り添い、お一人おひとりのご要望に応えるべく、日々最良のサービスを追求している。
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